特集
"第五福竜丸ゼミ"の学び〜静岡デザイン専門学校〜
ビキニ被爆60年。今、私たちにできることって?③
こんにちは。静岡文化芸術大学デザイン学部の梅田愛です。『静岡未来』が追いかけるビキニ事件特集、第3回目は私たちと同世代の学生を訪ねます。
静岡市でファッションやグラフィック、インテリアなどを学ぶ静岡デザイン専門学校。同校では、3年生になると社会人になるための基礎力を身につけるために、企業を交えて活動を行う「ゼミ」があります。扱うテーマは地域や社会の課題など様々。そのゼミの中で、NHK静岡放送局とコラボレーションし、ビキニ事件について取り組んだ学生たちがいます。
●過去記事→「〜ビキニ被ばく60年。60年前の静岡と人々が今、伝えたいこと〜」
http://gakuseinews.eshizuoka.jp/e1233680.html

「第五福竜丸ゼミ」と名付けられたはゼミのメンバーは、60年前の事件を地域の人はもちろん、”同世代へ”伝えるべく活動。自らの学び、つまりデザインをフルに使って、このプロジェクトのロゴ制作やWebデザインを行いました。
そもそも学生の中でビキニ事件について知っている学生は少なく、ゼロからのスタート。まずは疑問点からまとめ、そこから資料が保存されている東京都立第五福竜丸展示館に行ったり、実際に被爆にあった方に取材、調査を行ったりしました。しかし、ビキニ事件は内容が難しく、進行は難航。
調査を続けていくうちに「大きな事件のはずなのに知らない人が多い」「たくさんの人に伝えるにはどうしたらいいのか」と考えるようになり、最後は“忘れてはいけないこと”としてこの事件を伝えられるように取り組んだとのこと。
ロゴのデザインを担当した学生は「消えそうで消えないことをイメージして手描き風にした」と話してくれました。ゼミを通して自分たちに知らないことが多かったからこそ、伝えたい思いが募っていった。
「知っているけど、詳しくは知らない」「教科書にのっていたことすら忘れてしまった」。私は事件当時を知らない世代で、同じように当時を知らない世代の今回の取り組み。同じデザインを学ぶ学生としても、「私には何ができるんだろう」と考えさせられました。
60年が経ち、事件当時を知る人は少なくなってきている今こそ“忘れてはいけない”。語り継いでいくために、私たちの世代が、私自身が、まず知り、あのとき何が起きたのか、何が焼津に、静岡にもたらされたのか、見極め思い返していかなくてはと思うんです。
こんにちは。静岡文化芸術大学デザイン学部の梅田愛です。『静岡未来』が追いかけるビキニ事件特集、第3回目は私たちと同世代の学生を訪ねます。
静岡市でファッションやグラフィック、インテリアなどを学ぶ静岡デザイン専門学校。同校では、3年生になると社会人になるための基礎力を身につけるために、企業を交えて活動を行う「ゼミ」があります。扱うテーマは地域や社会の課題など様々。そのゼミの中で、NHK静岡放送局とコラボレーションし、ビキニ事件について取り組んだ学生たちがいます。
●過去記事→「〜ビキニ被ばく60年。60年前の静岡と人々が今、伝えたいこと〜」
http://gakuseinews.eshizuoka.jp/e1233680.html
「第五福竜丸ゼミ」と名付けられたはゼミのメンバーは、60年前の事件を地域の人はもちろん、”同世代へ”伝えるべく活動。自らの学び、つまりデザインをフルに使って、このプロジェクトのロゴ制作やWebデザインを行いました。
そもそも学生の中でビキニ事件について知っている学生は少なく、ゼロからのスタート。まずは疑問点からまとめ、そこから資料が保存されている東京都立第五福竜丸展示館に行ったり、実際に被爆にあった方に取材、調査を行ったりしました。しかし、ビキニ事件は内容が難しく、進行は難航。
調査を続けていくうちに「大きな事件のはずなのに知らない人が多い」「たくさんの人に伝えるにはどうしたらいいのか」と考えるようになり、最後は“忘れてはいけないこと”としてこの事件を伝えられるように取り組んだとのこと。
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Updated:2014年05月15日 特集