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編集室より

常葉大生による、静岡時代インターンシップ見聞録【2015】

静岡時代:夏のインターンシップ
2015年夏、今年で3回目となる静岡時代のインターンシップに常葉大学造形学部から2人の学生が参加してくれました。そもそもは2年前、大学の先生がインターンシップ先に静岡時代を推薦してくれたのがはじまりです。
今回参加してくれたのは、造形学部3年生の富田奈都子さんと永田美涼さん。8日間の静岡時代インターンシップを振り返っていただきました。



常葉大生による、静岡時代インターンシップ見聞録【2015】
▲写真右が富田奈都子さん。左が永田美涼さんです!

■富田奈都子さん(常葉大学造形学部)
「レイアウト制作と取材・執筆、外回り……静岡時代の裏側を知れた8日間でした」


常葉大学造形学部造形学科ビジュアルデザインコース3年の富田奈都子です。
大学の先生に「学生が主体的に活動している現場に実際に立ち会い、自分を見つめ直してみなさい」と薦められたことを機に、静岡時代のインターンシップに参加しました。

8日間のインターンシップで私が取り組んだのは、主にレイアウト制作と取材(原稿執筆)、外回り同行です。
静岡時代は、学生編集部と卒業生が中心となる事務局の大きく2つの組織構成です。取材や企画会議は主に学生編集部員のみなさんと、会議のない日の制作や外回りなどは事務局の方と接することができました。

最初に取りかかったのは、レイアウト制作と静岡県庁の公式SNS「静岡未来」の取材、原稿執筆です。普段、大学の授業でデザインの勉強をしているのですが、実際に外に出回る雑誌のレイアウトを制作できることは、普段の学びを活かせるいいチャンスでした。

レイアウトは冊子の中身をいかに見やすく、綺麗に見せるかを考えることが大切です。
写真を大きく使うレイアウトパターンをいくつか考えたところ、雑誌の担当をしている事務局の服部さんから「(写真は大きく使いたいけど)静岡時代は基本的に読ませる媒体なので、一定の文字数は確保したい」「静岡時代は全員がデザイン学部というわけではない。初心者でもつくれるレイアウトが望ましい」とアドバイスをいただきました。静岡時代さんならではの売りと特徴を活かしたレイアウト制作に、「そもそも静岡時代がどんな媒体なのか」の認識から重要なことに気付きました。


最終的には、写真を大きく使いながら、その下に写真の説明を少し多めの文章を入れるレイアウトパターンが出来上がりました。「ノスタルジーな感じの街もの企画に合いそうですね!」「写真を大きく使うページが好き」と編集部からも好評で嬉しかったです。

■苦手分野、「文章を書く」に挑戦

常葉大生による、静岡時代インターンシップ見聞録【2015】

実は私は、静岡時代のインターンシップに参加するにあたり、先生から「文章を書いて、自分の考えをまとめられるようになりなさい」と念を押されていました。そのくらい文章を書く(自分の考えをまとめる)ことが苦手なのです。

今回担当した取材は、静岡県立美術館で行われている『スイスデザイン展』。企画展の概要や魅力について、学芸員の村上敬さんにお話を伺いました。自分の関心ごとであるデザインの展示ということもあり、緊張はしたものの楽しみながらインタビューを行うことができました。
しかし、取材したことを原稿にまとめる作業では苦労しました。執筆では静岡時代の代表の鈴木さんが、限られた文字数の中で具体的に且つ解りやすく内容を伝える方法を丁寧にアドバイスしてくださいました。自分の考えていることを順序立てて述べることが苦手だったので、良い経験になりました。


◉富田さんの取材記事(Facebook静岡未来)⇒「遠くて近い!? スイスのデザイン文化と日本」

常葉大生による、静岡時代インターンシップ見聞録【2015】

常葉大生による、静岡時代インターンシップ見聞録【2015】

他にも、企業の方との打ち合わせに同行したり、雑誌『静岡時代』の企画会議に参加したりと、まさに静岡時代の裏側を見て、体験をすることができたインターンシップでした。


■永田美涼さん(常葉大学造形学部)
10周年記念のオリジナルステッカー制作に挑戦実践の場で求められた
「クライアントのイメージの具体化」


常葉大学造形学部造形学科3年の永田美涼です。大学では、本の装丁やポスターの製作や、企業のキャッチコピーや新しいブランドコンセプト、パッケージなどを学んでいます。 まだ将来について「何をしたいか」「どういった企業へ就職したいか」などから目を逸らしていた私は、新しい経験を得るための出会いを大切にしたいと思い、インターンシップ参加を決めました。

インターンシップでは、静岡時代さんのステッカー製作しました。静岡時代さんのシンボルカラーとロゴをベースに、静岡時代の持つ「知的」なイメージを、「シンプル」 なデザインで表現する、という課題でした。

この「シンプル」というのが本当に難しく、何度も何度もパソコンの前で頭を抱えました。既存のステッカーなどを見比べながら、まず「学帽」をモチーフにすることにしたのですが、その学帽をどういった形で描くかを悩み、いくつも紙にスケッチしました。最終的には静岡時代さんのロゴに合わせた、丸みを帯びた線で学帽を作り上げました。


常葉大生による、静岡時代インターンシップ見聞録【2015】
▲パソコン画面に映っているのが、学帽モチーフのデザイン案です。

しかし、学帽が完成したはいいものの、今度はその学帽をどういった形でロゴと並べて配置するかを悩むことになりました。初めはロゴの上に、ロゴと同じくらいの大きさで学帽を配置しようとしたのですが、お互いがぶつかりあってしまいました。

アイデアを練り直し、ステッカーの右下に小さく配置するデザインで決定しました。シンプルなデザインのなかに、『 「静岡時代」は「静岡県の学生」がつくっていて、「10周年」』というメッセージに込めています。

雑誌づくりからはじまった静岡時代として、背景に紙のテクスチャーを使用してみるなど、頂いた意見を反映させながら制作に取り組むのが、自分だけでは思いつかないことも取り入れることができるので新鮮で面白く、そして楽しかったです。


常葉大生による、静岡時代インターンシップ見聞録【2015】
▲静岡時代の新ステッカーデザインが完成しました!

■ 新しく仕事をつかむための打ち合わせに同行
世の「仕事」をイメージだけで捉えていた自分に気付く


常葉大生による、静岡時代インターンシップ見聞録【2015】

また、もう一つ勉強になったことがあります。静岡時代の企画・制作を担当している服部さんと江崎新聞店さんへニーズ調査の打ち合わせに同行した日がありました。
営業というと売り込みやプレゼンといったイメージしかなかったのですが、「静岡時代を継続していくためにも、「売れるコンテンツ」をつくらないといけない。そのためには静岡県の教育機関や企業、行政がどんなことを求めているのか知ることが大切。だからニーズ調査も「仕事をつくる」という営業の一貫です」と服部さんは言っていました。

江崎新聞店さんでは採用担当の方が会社の仕事のことや、この会社から新聞配達のシステムを変えていきたい、といった経営理念などを熱く語ってくださり、新聞店への印象もガラッと変わりました。その際に「こういったことは直接語らないと、 伝わらない」と先方が言っていらしたのを、服部さんが「そういった場を作りませんか?」 と静岡時代の雑誌掲載とインターンシップ計画を持ちかけていたのが、「なるほど、こうやって会話を掴むんだな」と勉強になりました。

あっという間に終わってしまいましたが、大変勉強になったインターンシップでした。なにより事務所の雰囲気が暖かくて素敵でした。ありがとうございました。


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