編集室より
編集部日誌:【制作】静岡時代4月号(vol.38)
編集部日誌(1)「2015年。静岡時代4月号の制作がスタートしました。」
こんにちは!
『静岡時代38号』(2015年4月発行)の編集長をつとめることになりました、度會由貴〈静岡大学人文社会科学部言語文化学科3年〉です(写真左)。静岡時代編集部に入部して2年。編集部の先頭に立って冊子制作を進めていくことに不安もありますが、自分自身の成長につなげられるよう頑張りたいと思っています。

また、制作をすすめる上で私の大切なパートナーとなる副編集長は、静岡大学人文社会科学部社会学科1年の河田弥歩さん(以下、みづほちゃん:写真右)です。
1年生の秋に入部したばかりで、まだ経験が浅いみづほちゃん。しかし、今号までの取材や執筆、編集をしっかりとこなす頼れるメンバーのひとりです。そんなみづほちゃんに副編集長を経験してもらうことで、今後の静岡時代編集部も引っ張ってくれるのではないか……!と、先輩は秘かに期待しています。
静岡時代4月号は、私たち静大人文コンビを筆頭に、編集部一同完成までを目指していきます。どうぞお見知りおきを!
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■今号の巻頭特集は、「静岡時代の”本”論」です。
さて、この編集部日誌では引き続き、雑誌『静岡時代』がどのようにつくられているか(どんな経緯で企画ができたのか、いき詰まった部分など)誌面上では見えない編集部内の動きを随時お伝えしていきます。
それではさっそく、『静岡時代4月号』巻頭特集の紹介と、制作中の風景をお見せしていきますね。
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私が企画した今号の巻頭特集は、「静岡時代の“本”論」です!
なぜ、今回”本”を企画の柱にすえたのかというと、「大学時代とはインフラである」。と考えたからです。

「自分」をつくる知恵や行動様式、使う言葉も、その下部構造(インフラ)は、全部大学時代につまっていて、その期間内に大体は固まるのではないかと私は思っています。大学時代におけるインフラは色々あるけれど、その代表的なものが「本」なのではないでしょうか。
本は、自分の知らないことを知ることができたり疑問を解決する手段であり、評論や小説の言葉が私たちの「考え」や「意見」を生み出す素になっている気がします。大学生活で出会った人たち(友達、先生、先輩、バイト先の人)とのコミュニケーシュンの中に含まれている言葉も、何もないところからポッと生まれた知恵ではなくて、きっと、どこかで見たり聞いたり読んだりした、「本」が基になっている。それらを総合すると、実は「本が人をつくっているのかもしれない」。という着地点にたどり着きました。
「わたし」を変えうる本ってなに? 人はなぜ本にひかれるの? 本にひかれる私は、一体どうなりたいんだろう。
本にたいする疑問をたくさん集めた結果、今号の特集内では、「もしも静岡の大学生が、静岡の土地で、本屋をつくるとしたら……?」という設定を据え、
誌面上でバーチャル本屋をつくっていきます。本屋をつくっていく中で、大学時代において本とは何か、静岡県と本の関係、本当に本で人は変わるのか、本のたしなみ方を考えていきます。ちなみにバーチャル本屋を設定した目的は、次回の編集部日誌、続報をチェック!
■「大学とは〇〇である」という切り口が、企画立案のミソでした。

ただ、この巻頭特集はスムーズに決まったわけではなく、最初は違うテーマを設けていました。
正直、「本」のことなど全く頭にないくらいだったんです。しかし、当初のテーマは個人的な考えに偏りすぎたため、企画として成り立たないという壁にぶちあたりました。しばらくは企画立案に行き詰まったのですが、その突破口となったのが「大学とは〇〇である」と、視点を切りかえることでした。
前号で「大学とはモラトリアム」であるという提示をしたように、「大学とは○○である」を自分ならどう言えるかを再度相談しなおしました。その相談の中で「大学とはインフラである」という言葉が出て来たのですが、それは私にもとてもしっくりきたんです。
きっと、企画の切り口やアイデアはひとりで考えていてもどうにもならなかったと思います。その後も、みづほちゃんや静岡時代のメンバーと話し合いを重ね、「本は成長痛だ」「自分の状況とぴったりの本を読んだ時に、悩んだり、痛んだりするけど、それを乗り越えると成長できるんじゃないか」というような話があり、本にたいする様々な見解を吸収することができました。それらの意見は今、冊子をつくる上でとても役にたっています。
たとえば、「昔は大学での必読書があったらしい」という意見から生まれたのは、私と同じ静大人文の言語文化学科のOBまたはOGに必読書を教えていただき、当時のお話を交えながら先輩と対談する企画。「本から自分をつくった」先輩に実体験を語ってもらいながら、大学生としての本の嗜み方、魅力を考えていくのが目的です。読者にとって「本」を身近に感じてもらえるようするには、記事をどう構成していけばいいのか。その一心で、巻頭特集のひとつひとつの企画を考えてきました。
本を読む大学生、読まない大学生、本が苦手な大学生、様々いると思いますが、読後に「本っていいな」と感じてもらえて、静岡の書店や図書館に足をはこんでもらえたら嬉しいです。また私と同じように、本を漠然と好きな人は読み進めていく中で一緒に本の魅力って何なのかをみつけられたらいいなと思っています。
自分が考えた企画がどう形になっていくのか期待と不安でいっぱいですが、
読者のみなさまにとって特別な一冊になってもらえるよう、引き続き制作に取り組んでいきたいと思います。
■巻頭特集・連載企画ともに、フルスロットルで進行中!

現在2月下旬。編集部員たちは春休みをむかえ、連載企画はすでに着々と取材が進んでいます。そして特集企画も内容がほぼ確定し、アポ取りに着手している段階です。『静岡時代』は、「静岡」や「大学生」の要素をしっかりと取り込みつつも新しい発想で、号を重ねる度にどんどんクオリティーの高い学生情報誌になっています。そのプレッシャーも若干感じていますが、今号も前号に負けない中身の詰まった号にできるよう尽力していきたいと思います!
こんにちは!
『静岡時代38号』(2015年4月発行)の編集長をつとめることになりました、度會由貴〈静岡大学人文社会科学部言語文化学科3年〉です(写真左)。静岡時代編集部に入部して2年。編集部の先頭に立って冊子制作を進めていくことに不安もありますが、自分自身の成長につなげられるよう頑張りたいと思っています。

また、制作をすすめる上で私の大切なパートナーとなる副編集長は、静岡大学人文社会科学部社会学科1年の河田弥歩さん(以下、みづほちゃん:写真右)です。
1年生の秋に入部したばかりで、まだ経験が浅いみづほちゃん。しかし、今号までの取材や執筆、編集をしっかりとこなす頼れるメンバーのひとりです。そんなみづほちゃんに副編集長を経験してもらうことで、今後の静岡時代編集部も引っ張ってくれるのではないか……!と、先輩は秘かに期待しています。
静岡時代4月号は、私たち静大人文コンビを筆頭に、編集部一同完成までを目指していきます。どうぞお見知りおきを!
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■今号の巻頭特集は、「静岡時代の”本”論」です。
さて、この編集部日誌では引き続き、雑誌『静岡時代』がどのようにつくられているか(どんな経緯で企画ができたのか、いき詰まった部分など)誌面上では見えない編集部内の動きを随時お伝えしていきます。
それではさっそく、『静岡時代4月号』巻頭特集の紹介と、制作中の風景をお見せしていきますね。
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私が企画した今号の巻頭特集は、「静岡時代の“本”論」です!
なぜ、今回”本”を企画の柱にすえたのかというと、「大学時代とはインフラである」。と考えたからです。

「自分」をつくる知恵や行動様式、使う言葉も、その下部構造(インフラ)は、全部大学時代につまっていて、その期間内に大体は固まるのではないかと私は思っています。大学時代におけるインフラは色々あるけれど、その代表的なものが「本」なのではないでしょうか。
本は、自分の知らないことを知ることができたり疑問を解決する手段であり、評論や小説の言葉が私たちの「考え」や「意見」を生み出す素になっている気がします。大学生活で出会った人たち(友達、先生、先輩、バイト先の人)とのコミュニケーシュンの中に含まれている言葉も、何もないところからポッと生まれた知恵ではなくて、きっと、どこかで見たり聞いたり読んだりした、「本」が基になっている。それらを総合すると、実は「本が人をつくっているのかもしれない」。という着地点にたどり着きました。
「わたし」を変えうる本ってなに? 人はなぜ本にひかれるの? 本にひかれる私は、一体どうなりたいんだろう。
本にたいする疑問をたくさん集めた結果、今号の特集内では、「もしも静岡の大学生が、静岡の土地で、本屋をつくるとしたら……?」という設定を据え、
誌面上でバーチャル本屋をつくっていきます。本屋をつくっていく中で、大学時代において本とは何か、静岡県と本の関係、本当に本で人は変わるのか、本のたしなみ方を考えていきます。ちなみにバーチャル本屋を設定した目的は、次回の編集部日誌、続報をチェック!
■「大学とは〇〇である」という切り口が、企画立案のミソでした。
ただ、この巻頭特集はスムーズに決まったわけではなく、最初は違うテーマを設けていました。
正直、「本」のことなど全く頭にないくらいだったんです。しかし、当初のテーマは個人的な考えに偏りすぎたため、企画として成り立たないという壁にぶちあたりました。しばらくは企画立案に行き詰まったのですが、その突破口となったのが「大学とは〇〇である」と、視点を切りかえることでした。
前号で「大学とはモラトリアム」であるという提示をしたように、「大学とは○○である」を自分ならどう言えるかを再度相談しなおしました。その相談の中で「大学とはインフラである」という言葉が出て来たのですが、それは私にもとてもしっくりきたんです。
きっと、企画の切り口やアイデアはひとりで考えていてもどうにもならなかったと思います。その後も、みづほちゃんや静岡時代のメンバーと話し合いを重ね、「本は成長痛だ」「自分の状況とぴったりの本を読んだ時に、悩んだり、痛んだりするけど、それを乗り越えると成長できるんじゃないか」というような話があり、本にたいする様々な見解を吸収することができました。それらの意見は今、冊子をつくる上でとても役にたっています。
たとえば、「昔は大学での必読書があったらしい」という意見から生まれたのは、私と同じ静大人文の言語文化学科のOBまたはOGに必読書を教えていただき、当時のお話を交えながら先輩と対談する企画。「本から自分をつくった」先輩に実体験を語ってもらいながら、大学生としての本の嗜み方、魅力を考えていくのが目的です。読者にとって「本」を身近に感じてもらえるようするには、記事をどう構成していけばいいのか。その一心で、巻頭特集のひとつひとつの企画を考えてきました。
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祝!Facebook静岡未来が3周年を迎えました!!
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Updated:2015年02月22日 編集室より