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ワークの掟【その1】〜先輩に学ぶルールの必要性〜

ワークの掟(その1)〜先輩に学ぶルールの必要性〜
「働く」には、自己欲求・社会欲求・生存欲求といわれる人間の三大欲求が集約されている。
自分を成長させたい、社会の役に立ちたい、親に恩返しをしたい、むしろ家から出たい、大学を卒業したら就職するのが当然だ、生きていくために……。働く理由はそれぞれありますが、「働く」ことで満たされるものは、”自分が何者であるのかを知りたい”、”誰かに認められたい”、という欲求なのではないでしょうか。人間は社会のなかで生きているからこそ、みんな、拠り所を求めるのだと思います。だから、わたしは「働きたい」。

つながりの希薄化も叫ばれているいま、「働きたい」がスタンダードな時代です。
わたしの「働きたい」という気持ちを、よりうまく社会へ循環させるためにはどうしたらいいだろう。誰かを傷つけることなく、喜んでもらうために、わたしが社会に疲弊するのではなく、生きがいをもってはたらくために、いま知りたい『ワークの掟』。
『ワークの掟』シリーズでは、そもそも働くとは何か、経済から紐解くワークルール史、デキる社会人の常識や嗜み、後輩への助言(警告含む)を先取りで学びます(静岡県内外で若者の労働教育普及を行う一般社団法人ワークルールさんが全面協力!)。

シリーズ第一弾は、一般社団法人ワークルールの理事 由比藤準治さんに、「働く上での基本的なルール(ワークルール)と、それが必要とされるワケ」を伺いました。実は、学生アルバイトも超必須な知識とモラルが詰まってました。




■由比藤準治(ゆいとうじゅんじ)さん
一般社団法人ワークルール理事。労働法令に関わる仕事に25年勤務。
写真の中でふたりが持っている青い冊子は一般社団法人ワークルール発行の『知っておきたい ワークルールの基礎知識』(通称:青い本)。働くことと直に関わる労働法が、イラスト付きでわかりやすく解説されています。新社会人、就活中のみなさん必読の一冊です!(大学のキャリア支援関係室に設置されているか、もしくは会社のホームページまでお問い合わせください)

[聞き手]
■渡邊なみほ(わたなべなみほ)
静岡大学教育学部4年。現在、公務員試験にむけて猛勉強中!

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【一般社団法人ワークルール】
2014年4月1日設立。
大学生、専門・専修学校生、高校生などの若者に対し、
社会で働く上で必要な、ワークルールの基礎、多様な働き方の情報を身につける機会を提供している。
県内外問わず、大学、高校生を対象にワークルールの出張講座も開講。
また、労働法がわかりやすく解説されている冊子『知っておきたい ワークルールの基礎知識』は、キャリア支援関係者の他、大学・高校生のあいだで好評を得ている。
http://www.workrule.jp

◉〈働く人の知っとくゼミナール〉
http://www.rengo-shizuoka.jp/mate/event/#event
2015年5月から、静岡県、東・中・西部の各地域で、ワークルールの基礎講座を開講。社会人の方も参加可能です。
講座の詳細は、上記URLよりご確認ください。



ワークの掟【その1】〜先輩に学ぶルールの必要性〜
▲就職先の先輩達も驚いた! はたらく上でのトホホなお話。身に覚えのある方もいるのでは?
ワークルールを身につけておけば、就業時のトラブルや不安も回避できます!

■「おかしいな」と気づけることの大切さ

(渡邊)働くうえで必要とされるワークルール。なぜ今、大切なのでしょうか?

(由比藤さん)そもそもワークルールとは、働くうえで必要な労働法などの法律だけではなく、社会人として必要なマナーやモラル、会社の規則を一通りまとめたもの、社会で働く上でのルールのことを言います。ルールの中には義務と権利(法律)という関係がありますが、法律だけでは足りないんです。自分の権利を行使するには、まずは自分に与えられた義務を果たさなくてはなりません。しかし、時代の流れからか社会人としてのマナーやモラルが欠けているという人は少なくありません。最近は権利だけを主張するという人も増えています。義務を果たしてこそ、権利を主張することができるということを念頭に置いてもらいたいですね。


ワークの掟【その1】〜先輩に学ぶルールの必要性〜

(渡邊)義務と権利のバランスの取り方が大切なんですね。もっと早く知っておきたかったです!

(由比藤さん)学校教育の現場では、働くうえで必要なワークルールについて学ぶ機会があまりないのが現状です。今は社会全体に人を育てる余裕がないのかもしれません。知識がないまま社会に出て、損をしてしまう人も多くいます。社会に出てから「知らなかった」では済まないということもあるんです。自分自身を守るためにも、「おかしいな」と気づけることが大切です。


(渡邊)実は、私もアルバイトを辞める時に揉めてしまったことがあって。今すぐにでも辞めたい! と思った時にネットで調べたんです。そうしたら「14日前までに申し出れば法律上は大丈夫」と書いてあったので、期限ギリギリではあったけれど辞めたいということを申し出ました。でも、相手には「そんな直前で辞めさせてくれと言うのは非常識だ」と言われてしまったんです。法律上ではよしと思っても、社会ではNGとなってしまうことを痛感して、今も後悔しています。

(由比藤さん)そうですね、ネットで調べた知識だけでOKだと思っても、社会のルールとしては「どうなの?」と言われてしまうケースもあります。なので、一般社団法人ワークルールとしても、社会に出る前の学生が、法律だけではなく様々なルールを学ぶことの出来る場を全国的に広げることを目指しています。今年は県内外の100の大学や高校で講座を開催する予定ですよ。ワークルールについて知ることで、働くことに対する不安が少しでも解消でき、いざという時に守ってくれる法律があるということを知ってもらいたいですね。


ワークの掟【その1】〜先輩に学ぶルールの必要性〜

(渡邊)全国的に注目されているんですね。さっそく今から学生に心がけてほしいことはありますか?

(由比藤さん)自分がどのような労働条件で働くかということを理解して働いてほしいです。ただ給与が良いからという理由だけで会社を決めてしまうと、自分の予想に反することも多くあります。アルバイトを選ぶ際も同じです。条件を確認する癖をつけておくと社会に出たときに役立つと思いますよ。あとはやはり、自分の義務をしっかり果たす人になること。義務を果たしてこそ、権利を主張できます。そうしたらきっといい方向へ向かっていくはずです。
(取材・文/渡邉なみほ)




ワークの掟【その1】〜先輩に学ぶルールの必要性〜

■由比藤準治(ゆいとうじゅんじ)さん
一般社団法人ワークルール理事。
労働法令に関わる仕事に25年勤務。就職への不安も悩み事も(もちろん働いている社会人の方も)、一人で悩まずにまずは相談するのが一番。

〈聞き手〉
■渡邊なみほ(わたなべなみほ)
静岡大学教育学部4年
現在、公務員試験にむけて猛勉強中!

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【一般社団法人ワークルール】
2014年4月1日設立。
大学生、専門・専修学校生、高校生などの若者に対し、
社会で働く上で必要な、ワークルールの基礎、多様な働き方の情報を身につける機会を提供している。
県内外問わず、大学、高校生を対象にワークルールの出張講座も開講。
また、労働法がわかりやすく解説されている冊子『知っておきたい ワークルールの基礎知識』(通称:青い本)の発行も行っており、キャリア支援関係者の他、大学・高校生のあいだで好評を得ている。
http://www.workrule.jp

◉〈働く人の知っとくゼミナール〉
http://www.rengo-shizuoka.jp/mate/event/#event
2015年5月から、静岡県、東・中・西部の各地域で、ワークルールの基礎講座を開講。社会人の方も参加可能です。
講座の詳細は、上記URLよりご確認ください。


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