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静岡時代 シズオカガクセイ的新聞

編集室より

今年で創刊8年目――静岡時代31号入稿報告

はじめまして。静岡時代副代表、また本誌編集人を務めております服部由実です。

静岡時代は、企画から取材、編集までを大学生が行っています。私は編集長の企画した巻頭特集や連載企画、雑誌全体の方向性が『静岡時代』として読者に何かしらの気づき・価値をもたらしうるものか等をチェックしまとめあげていく、というようなことをしています。とてもざっくりですが。

そして先日、静岡時代の6月号を印刷会社さんへ入稿してきました。
取材に協力してくださったみなさん、協賛してくださったみなさん、この場を借りて感謝申し上げます。

静岡時代は大学の長期休みを考慮して、季刊紙ではありますが4・6・10・12月発行と少し変則的です。今回は6月号で実質2カ月弱の制作期間。6月1日発行に向け逆算して、企画を組み立て、取材をし、私たちが聞いてきたことを読者にどう届けるか最後の最後まで考えました。「企画全体の流れは読者を混乱させてない?」「読者をひきつけるキャッチコピーは?」「誰かを傷つけるような文章になってない?」「もっとよくするにはどうしたらいい?」。このほかにも編集部個々人が読者に贈り物を届けるために試行錯誤を繰り返しました。今回の号に限ってとかそういう特別なことではないけど、いつも最重要視していることです。

でも、それでも抜け落ちてしまうこともあります。自分たちにしか分からない言葉を使ってしまうことです。
編集部内で当たり前のように使っていた言葉が、読者に伝わるとは限りません。例えば、静岡時代の巻頭特集、前回の4月号であれば「異界」ですね。私たちは、この巻頭特集のことを「TOP(トップ)」と言っています。ですが、これって私たち以外には分からないんですよね。こういった言葉の使い方もそうですが、静岡時代をつくっていると、どんどんどんどん作り手の思考になっていきます。でも、本誌に限らず静岡未来でもこのシズオカガクセイ的新聞においても、ちょっとひいて、どれだけ客観的に「読者」の視点にたてるかが本当に大事です。
「読者」といっても一括りにしてしまうのではなく、Aという背景・思考をもつ読者もいれば、Bという背景・思考をもつ読者もいる。多様な読者を想定して、読者の思考に沿って私たちがいまつくっているものを何度も反芻しています。
少し余談になりますが、手紙を書くときに「宛先」を考えますよね。誰に、自分のどんな想いを伝えるか。これは、相手のことを知り、どんな内容を書こうか考えなければ、伝えたいことが伝わりません。私たちは、その「宛先」が誰なのかを考えながら、言葉や伝えるということを常に意識していきたいと改めて思います。

創刊8年目を迎えられたのも、『静岡時代』を応援してくださるみなさんのお力があるからです。重ねて御礼申し上げます。
今後とも、静岡時代をどうぞよろしくお願いします。


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