静岡の街から
デキる社会人は知っている。ワークルール四段活用〜『ワークの掟』より
普段、働いているときに実感する社会人のルールやモラルってどんなもの? 先輩の仕事術に学ぶ、ワークルールの「義務」の側面。株式会社静鉄ストアの看板社員 長嶋友唯さんに密着取材!

■職場環境を自分のものにしていく方法
しずてつストアには、青果、鮮魚、精肉、惣菜、ベーカリー、日配、サービスなど、様々な部門があります。私はサービス部門に所属していて、主にレジ業務やサービスカウンターでのお客様対応を行っています。レジ業務とサービスカウンター業務を両立させるには、周りへの気配りが欠かせません。それらの業務を一人でできるようになるまでに約一年かかりましたね。とはいえ、やはり社員はアルバイトさんやパートさんとは役割が違います。両立できるようになったから一人前というわけではなくて、それをやりながらマネジメントや人を指揮するということをやっていかなくてはなりません。
そういう意味でもコミュニケーションは非常に大切です。休憩室で他部門の人と接する機会がある時は、自分から話しかけて、どんな仕事をしているのかを聞くようにしています。同じ職場で働いていても、自分から話しかけないと分からないことは意外とあるんです。それが原因で仕事につまずくこともあります。
実は、私は社会人になる前、「社会って怖い」と思っていました。職場にいじめがあるんじゃないか、うまくやっていけるのかと不安なことばかりでした。でも実際に働いていみると、本当にいい人ばかりです。いまの職場環境が恵まれているからかもしれませんが、自分からコミュニケーションをとっていけば一人になることはありません。
もちろん仕事をしていると、くじけそうになることもあります。私も入社一年目はたくさん失敗もしてきました。でも、当時の上司が、「一年目は失敗するし、失敗しても許される年。失敗したとしても、きちんと反省して二回目しなければいい。初めての失敗は何度でもしていい」と言ってくれたんです。それに、私のことを覚えてお店に来てくれるお客様もいらっしゃるんですよ。話しかけてくれたり、いくらレジが混んでいたとしても私のレジに並んでくれたり。職場の方にも、お客様にも支えられましたね。
いつどの店舗に異動になるかもわかりませんが、どこに配属されたとしても、まずは人間関係をつくることは大切にしたいです。自分から積極的に話をして、人間関係をつくって、仕事しやすい環境に持っていく。そうして、自分の場所にしていきたいですね(了)



一、出勤時間と仕事、自分の力量を予測して動く
時に早出残業になることも私が所属するサービス部門の場合、朝の仕事のひとつに売価チェックがあります。チラシに載っている商品を集めてレジに実際に通し、金額がチラシと合っているかを確認します。一部商品を除いて、非冷蔵品を中心に全て行います。一人で行うので大変ですが、お客様や自分たちのためにも大事なことです。どこまでやっておいたら開店に間に合うのか、自分でその日の仕事と自分の力量をきちんと計算・予測して動くことを心がけています。

二、「自分」と「一緒に働く人」のための希望休
私はシフト制勤務で毎月8〜9日の休日があります。そのうち最大で3日分は自分の休みたい日を希望休として提出できます。でも入社当時は「写真が希望休をだすなんてダメ」「社員だからこそ、土日などが忙しい日には必ず出勤しなくてはいけない」と思っていました。でも半年たった頃にパートさんが気にかけてくれたんです。それに、チーフである私が取らないと、パートさんも気を遣って取りません。自分から取ることも周りのために大切だと教えてもらいました。

三、コミュニケーションは仕事の基本であり「要」
社会人になって身にしみたことは人付き合いの大切さです。この店舗だけでも従業員は100人を超えます。なかでもサービス部門は青果や鮮魚など他部門のことも知らなくては仕事がうまく回りません。お客様は全てサービスに聞きますから。何がどこにあって、誰がどの担当であるのか、どの人に頼ったらいいかを自分から聞くようにしています。周りに助けてもらうことは大切ですし、自分も周りを助けることは基本です。そのためのコミュニケーションです。

四、残業は「分かっていない自分」に出会える時
週2日くらいは1時間ほど残業します。なかには残業しないと分からなかった仕事もあります。お客様から声をかけられても、「定時だから」と帰ってしまったら、もうそのことは解決できません。会社からは勤務時間内に業務を終えることを求められるので難しいところですが、社員はきちんと見届けてから帰らないといけないとも思っています。あまり残業をせず、労働時間内に仕事をきちんと終えることで、お客様に喜んでいただけるよう心がけていますね。

しずてつストア千代田店の看板社員・長島友唯さんに聞いた!
コミュニケーションと失敗の秘訣
コミュニケーションと失敗の秘訣

■職場環境を自分のものにしていく方法
しずてつストアには、青果、鮮魚、精肉、惣菜、ベーカリー、日配、サービスなど、様々な部門があります。私はサービス部門に所属していて、主にレジ業務やサービスカウンターでのお客様対応を行っています。レジ業務とサービスカウンター業務を両立させるには、周りへの気配りが欠かせません。それらの業務を一人でできるようになるまでに約一年かかりましたね。とはいえ、やはり社員はアルバイトさんやパートさんとは役割が違います。両立できるようになったから一人前というわけではなくて、それをやりながらマネジメントや人を指揮するということをやっていかなくてはなりません。
そういう意味でもコミュニケーションは非常に大切です。休憩室で他部門の人と接する機会がある時は、自分から話しかけて、どんな仕事をしているのかを聞くようにしています。同じ職場で働いていても、自分から話しかけないと分からないことは意外とあるんです。それが原因で仕事につまずくこともあります。
実は、私は社会人になる前、「社会って怖い」と思っていました。職場にいじめがあるんじゃないか、うまくやっていけるのかと不安なことばかりでした。でも実際に働いていみると、本当にいい人ばかりです。いまの職場環境が恵まれているからかもしれませんが、自分からコミュニケーションをとっていけば一人になることはありません。
もちろん仕事をしていると、くじけそうになることもあります。私も入社一年目はたくさん失敗もしてきました。でも、当時の上司が、「一年目は失敗するし、失敗しても許される年。失敗したとしても、きちんと反省して二回目しなければいい。初めての失敗は何度でもしていい」と言ってくれたんです。それに、私のことを覚えてお店に来てくれるお客様もいらっしゃるんですよ。話しかけてくれたり、いくらレジが混んでいたとしても私のレジに並んでくれたり。職場の方にも、お客様にも支えられましたね。
いつどの店舗に異動になるかもわかりませんが、どこに配属されたとしても、まずは人間関係をつくることは大切にしたいです。自分から積極的に話をして、人間関係をつくって、仕事しやすい環境に持っていく。そうして、自分の場所にしていきたいですね(了)



デキる社会人は知っている。ワークルール四段活用
一、出勤時間と仕事、自分の力量を予測して動く
時に早出残業になることも私が所属するサービス部門の場合、朝の仕事のひとつに売価チェックがあります。チラシに載っている商品を集めてレジに実際に通し、金額がチラシと合っているかを確認します。一部商品を除いて、非冷蔵品を中心に全て行います。一人で行うので大変ですが、お客様や自分たちのためにも大事なことです。どこまでやっておいたら開店に間に合うのか、自分でその日の仕事と自分の力量をきちんと計算・予測して動くことを心がけています。

二、「自分」と「一緒に働く人」のための希望休
私はシフト制勤務で毎月8〜9日の休日があります。そのうち最大で3日分は自分の休みたい日を希望休として提出できます。でも入社当時は「写真が希望休をだすなんてダメ」「社員だからこそ、土日などが忙しい日には必ず出勤しなくてはいけない」と思っていました。でも半年たった頃にパートさんが気にかけてくれたんです。それに、チーフである私が取らないと、パートさんも気を遣って取りません。自分から取ることも周りのために大切だと教えてもらいました。

三、コミュニケーションは仕事の基本であり「要」
社会人になって身にしみたことは人付き合いの大切さです。この店舗だけでも従業員は100人を超えます。なかでもサービス部門は青果や鮮魚など他部門のことも知らなくては仕事がうまく回りません。お客様は全てサービスに聞きますから。何がどこにあって、誰がどの担当であるのか、どの人に頼ったらいいかを自分から聞くようにしています。周りに助けてもらうことは大切ですし、自分も周りを助けることは基本です。そのためのコミュニケーションです。

四、残業は「分かっていない自分」に出会える時
週2日くらいは1時間ほど残業します。なかには残業しないと分からなかった仕事もあります。お客様から声をかけられても、「定時だから」と帰ってしまったら、もうそのことは解決できません。会社からは勤務時間内に業務を終えることを求められるので難しいところですが、社員はきちんと見届けてから帰らないといけないとも思っています。あまり残業をせず、労働時間内に仕事をきちんと終えることで、お客様に喜んでいただけるよう心がけていますね。

■株式会社静鉄ストア
1999 年設立。事業内容はスーパーマーケットの運営。「安心・安全・健康・美味しい・楽しい」をモットーに静岡県中部エリアを中心に計33 店舗を展開。
1999 年設立。事業内容はスーパーマーケットの運営。「安心・安全・健康・美味しい・楽しい」をモットーに静岡県中部エリアを中心に計33 店舗を展開。
あわせて読みたい!ワークの掟シリーズ
ワークの掟(その1)〜先輩に学ぶルールの必要性〜「働く」には、自己欲求・社会欲求・生存欲求といわれる人間の三大欲求が集約されている。自分を成長させたい、社会の役に立ちたい、親に恩返しをしたい、むしろ家から出たい、大学を卒業したら就職するのが当然だ、生きていくために……。働く理由はそれぞれありますが…
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Updated:2000年03月24日 静岡の街から