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『棚田に行こう!9月号』〜静岡大学棚田研究会〜

静岡時代やFacebook静岡未来でもお世話になっています、【静岡大学棚田研究会】(通称:棚けん)。
静岡未来関連記事→(http://www.facebook.com/photo.php?fbid=240276779430674&set=a.179280012197018.18201.174268652698154&type=1&theater)
棚けんのみなさんが保全活動を行っている、菊川市上倉沢の棚田をもっとたくさんの人たちに広めたい。日本の原風景の残る場所を知ってもらいたい。と考え、静岡時代と静大棚田研究会とのコラボで、毎月1回の棚田活動日誌をお届けすることになりました。日本の原風景がここ、上倉沢の棚田にあるんです!


・公式ブログ「しず大棚けん」:http://www.tanada1504.net/tanaken/
・連絡先公式メールアドレス:su_tanaken(の)yahoo.co.jp((の)の部分を、@に変えてください)

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みなさんこんにちは、静岡大学棚田研究会に所属している、静岡大学農学部・バイオサイエンス学科2年の濱野莉彩子です。私たちは、静岡県菊川市上倉沢の美しい棚田の景観を守るため、「NPO法人せんがまち棚田倶楽部」の方と連携して、日本の原風景である棚田の保全活動の支援を行っています。この上倉沢の棚田は別名「千框(せんがまち)」と呼ばれています。

今回は、9月のせんがまちでの活動の様子をお送りします!

9月の千框での活動は、同月7日に行われたオーナーさん作業日の草刈り・スイハニング・スガイづくりと21日に行われた小学生との合同企画のお月見コンサートがありました。

ではさっそく、9月7日のオーナーさん作業日について振り返っていきます。
8月が終わり9月に入ったという時期でしたが、まだまだ夏と変わらない気温でとても暑い中の作業になりました。各自帽子をかぶり水分補給しながら草刈りをしていきます。前回の投稿で紹介されていましたが草刈りは大変な作業ではありますがとても大切な作業です。オーナーさん・棚けんメンバーは鎌を使って、畔の法面などにある草を刈っていきました。前回の作業の日から1か月。イネも成長していますが草も成長しています。来月の稲刈りを楽しみにしながら1時間半ほど作業しました。

『棚田に行こう!9月号』〜静岡大学棚田研究会〜

作業のあと、お昼ご飯をかねてのスイハニングと交流会が行われました。スイハニングはNPOの方々が炊いてくださったお米に各自が持ち込んだおにぎりの具をいれておにぎりを作っていきます。定番のさけや昆布の人もいれば変わり種の佃煮を持ってきた人もいました。年齢、棚田とのかかわり方が違っても同じ棚田で作業するたくさんの人たち。地元の人、オーナーさん、棚けんメンバーがいろいろな話をするいい機会になりました。50人近い人が参加しあっという間にご飯がなくなってしまいました。これからも交流を続けていきたいです。

さて、スイハニングが終わったあとは来月の稲刈りの時に使う”スガイ作り体験”をしました。”スガイ”とは、刈った稲を束ねてハズかけをする際に使う縄のことで、藁で作ったスガイを使うのは、今ではとても珍しいそうです。

『棚田に行こう!9月号』〜静岡大学棚田研究会〜

出来上がったスガイには個性が表れてきます。きっちりきっちりときつく編んでいく人から、流れ作業のように淡々とこなしていく人まで様々です。私は手先が器用ではないので苦労しました。一緒に参加されていたオーナーさんのお子さんは、最初は苦労していましたが、最後には大人顔負けのきれいなスガイが出来ていました。できなかったことができるようになるのは周りから見ていてもうれしいことですね。

次のオーナーさん作業日はいよいよ稲刈り!!6月に田植えをし、夏の間草刈りをして大切に育てたイネ。穂先に実がたくさんついて黄金に輝いているイネを収穫するのが楽しみです。

最後に、9月21日の夜に行われたお月見コンサートについて振り返っていきます。
このお月見コンサートは今年から始まったイベントです。去年せんがまちの近くにある河城小学校の生徒(当時5年生)たちが、総合の時間にせんがまちに何回か来て、菊川市上倉沢のせんがまちの棚田について調べたり実際に作業を行い、発表を行いました。そのときの子供たちの、「他の人たちにも棚田の魅力を伝えたい」という思いからで発案されたイベントです。

今年は9月19日が仲秋の名月ということもあり21日に行われました。
コンサートには地元のオカリナ同好会の方、静大の和太鼓サークル龍韻太鼓さん、学生バンドのSSHさん、潮海寺祇園囃子保存会の方に来ていただいて演奏してもらいました。小学6年生は歌やダンスを披露したり、演奏と演奏の間にせんがまちクイズなどして場を盛り上げ、棚けんメンバーは会場設営や司会進行を担当しました。棚けんと小学生が共同で作ったお団子やガレットとお茶を来ていただいた人に配ったりもしました。お月様はコンサートの終盤。ちょうど小学生の発表のときから見ることができました。少し細いけれど、きれいなお月様をみることができました。

『棚田に行こう!9月号』〜静岡大学棚田研究会〜

小学生にとっては普段体験することができない貴重な体験になったと思います。私たち棚けんメンバーにとっても小学生と関わる貴重な体験になりました。来年以降も続けていく予定なので、みなさんもぜひ、お越しください。

9月もイベント盛りだくさんの楽しい時間を、千框で過ごすことができました。10月はいよいよ稲刈りです!その模様も、みなさんにお伝えしていきますので、来月もお楽しみに!!


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